世田谷の田舎コミュニティから始まる、夫婦の暮らしと旅の話

暮らしと畑

少し前まで住んでいた、東京・世田谷にある田舎なコミュニティ。

世田谷と聞くと「ザ・高級住宅街」のイメージが先行しますが、世田谷は広いんです。

東京23区で2番目に広く、人口は最多。

2021年現在の区長は、もっとアウトローに生きろよ、というメッセージを新成人に飛ばす保坂さん。

駅前のイメージ通りの街並みから南へ歩いていくと、閑静な住宅街に。

15分歩いたところで、突然視界が開ける。

茂る森の横に川が流れ、向かいには畑が広がる。

この視界が開ける道に出る瞬間、「帰ってきた」と毎日思う。 うちから徒歩3分でこんな風景も。

家から50メートル圏内に入ると、畑のおじさんに呼び止められて急に畑仕事を手伝うことに。

一仕事終わったら、毎回「もってけ!」と野菜をくれる。

洗濯物を干していても、遠くから「おーい、白菜取りにこーい」と声をかけてくれる。

特に美味しかったのは、新生姜、モロヘイヤ、ナス、さつまいも、落花生、巨大なスイカ。

縁側に着くと、畑のおばさんがお茶してるので一緒に座る。

おばさんと話してると、ここいらの人間関係の情報がどんどんアップデートされていく。

ひと段落したおじさんもやってきた。

隣のアパート、道路のお向かい、畑を挟んだお向かいとは週一ぐらいのペースで、多いときは毎日、何かが起こる。

月に一回ぐらいは、庭と縁側で地域を巻き込んだイベントが開かれる(住人の我々夫婦も知らない間に企画されてることも多い)。

少し離れた場所に暮らす大家さん一家とは、親戚以上の関係性になった(結婚パーティーの招待枠は親族レベル)。

単なる田舎の古民家とも、シェアハウスとも、住み開きとも、どこか違う。

ご縁があったそんな場所の話から、暮らしと移住、旅にまつわる話を書いていきたいと思います。

Kentaro

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