〈後半〉実家初の家族会議!ネコのご飯改善のためならみんな話し合う

暮らしと畑

こちらの話のつづき。

〈前半〉実家初の家族会議!ネコのご飯改善のためならみんな話し合う
実家でネコを飼って数年経つと、家族それぞれが持っているネコのご飯に対する前提の違いが、徐々に、時間をかけて段々と明らかになっていく。うちでは、「父がネコにあげているご飯&おやつの量が多く、頻度も高い」と他のメンバーが薄々感...

それから4日後、うち史上初の家族会議2回目が開催された。

今回も、晩ご飯のあとにお茶を淹れて。

第1回からの3日間の間も、以前と比べて夕食後にみんながちょっと長く座っている時間が増えた気がする。

よしよし、このまま夕食後のお茶タイムが(僕とYuriが居ないときも)実家の文化になっていったらいいなぁというのは、密かな願い。

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前回からしたことは現状把握と、より良いフードの選択肢の開拓。

まずはYuriが3日間地道に、毎日・毎食、現状ネコが食べている量と種類を調査してくれた。

これまでは、皿のご飯が少なくなったら都度ドライフードを足していくスタイル。

そのため、ドライフードについてはネコが好きなタイミングで好きなだけ食べられる環境だったので、どれくらい食べているかの現状が把握できていなかった。

1日あたりのフードの調査結果はこちら:

ハード37g
ウェット52g
おやつ6g
鰹節ひとつかみ
合計:約95〜97gくらい

また、午前中よりも午後の方が倍以上食べていることや、日によって食べる量にかなり差があることもわかった。

ネットで調べてみると、5kgのネコの1日あたりの適切な食事の量は70g弱までと書いてあり、重さで見るとやっぱり現状では多すぎる。

一方カロリー換算では適切な量が264kcalとのことで、意外にこちらは、おおよそそのぐらいにおさまっていた。

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次に、より良いフードの選択肢の開拓。

これについてはまず、僕が市販のキャットフードに使われている原材料のうち、健康を損なう可能性が高いものを調べてみた。

その結果、合成着色料などの添加物や〇〇エキスなど品質が保証されない表記のものに加え、小麦に代表される穀類(米については諸説あるようで、生米はダメだが炊いた白米は大丈夫という記事も多くあった)が良くないとされることがわかった。

合成添加物の多く(全てが体に悪いとされるわけではない)については人間が食べる食品でも指摘されているため予想がついていたけれど、穀類については盲点。

その上で現状使っているフードの記載を見てみたところ、ウェットフードについては合成着色料とフィッシュエキスあたりが気になるぐらいで、そこまで悪いわけではなさそうだった。

一方ドライフードを見てみると、最初の表記が「小麦」だった(原材料の表示は基本的に含有量が多いものから順に記載される)。

その後にコーンなどの穀物も続き、合成着色料やアミノ酸等の添加物の表記がズラッと並んでいた(添加物の表示は、スラッシュの後に記載される)。

これらを踏まえて、ざっとより良さそうなフードにいくつかあたりをつけて、家族会議に臨んだ。

各々が大切にしたいことを再確認しつつ話し合った結果、ウェットフードについてはとりあえず現行品でOKとするが、ドライフードは変えようということになった。

急に変えるとネコのストレスになったり食べてくれなかったりすることが予想されるので、10日間かけて様子を見ながら、新しく導入するドライフードに徐々に移行していくことで一致。

徐々に移行するため、10日分のドライフードをあらかじめ小分けにし、グラム数を計りながら配合を少しずつ変えていく作戦に。
これで、誰がご飯をあげても配合も量もバッチリ。

原材料の観点でベストなチョイスにこだわりすぎて高価格になると、それはそれで持続可能じゃないということも全員で合意ができたので、穀類が入っているものは最低限避けようというラインも設定。

明日以降、改めてより良いドライフードにあたりをつけて少量パックを買ってみることにした。

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家族会議的な文化がなかったうちの実家でできた、初めてのしっかりした話し合いの場。

最初の議題がネコのご飯だったことも、すごく良かった気がする。

何より、「何が良くて何が悪いのか」を絶対的に判断することが重要なのではなくて、「メンバー全員で心のうちを聞き合って納得するプロセス」を家族で経験できたことが大切な財産になった感じがする。

明日からの家族メンバー共通の楽しみが、またひとつ増えた。

Kentaro

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