前回の記事で少し触れた、フラクタル。
自然が作り出す規則性や原理・原則には色々なものがあると思うけれど、その中でもフラクタルを感じられるものにめちゃくちゃ惹かれる。
フラクタルとは「全体の一部が全体と同じ形をしている様」という風な説明をどこかで読んだことがあって、僕は例えば、野菜のロマネスコを見たときにそれを思い出す。
ロマネスコを真上から見ると、その全体が頂点に向かって螺旋状の構造をしているのがわかる。
寸分の狂いなく、とっても綺麗な螺旋を描いているように見える。
目を近づけてその螺旋をよく見ると、そこには小さな、全体と同じ形をした螺旋構造が無数に見えてくる。
それに気づいてからというもの、日常生活やテレビ、ネット記事などでふと螺旋状の構造を発見すると、「あぁ、これも螺旋だ…」って何故か感慨深くしみじみするようになった。
螺旋構造以外にもフラクタルな構造は存在すると思いますが、今日はタイプ別に、日常で発見してきたフラクタルなものをあげてみます。
どでかいものからミクロなものまで、スケールが全然違うものなのに同じ規則性があるのが本当に面白くて、なんだかワクワクする。
<螺旋>
ロマネスコ(野菜)
DNA
竜巻
植物の葉っぱのつき方、つるの巻き方
ひまわりの種(花についているときの配列)
太陽系(太陽系自体が同心円に垂直方向に高速移動しているらしい)
原子と電子(原子の周りを遠く離れて電子が高速で回っているけれど、惑星の動きと似ている気がするので、こちらも螺旋構造なのかもしれないと思い…)
<渦巻き>
台風
お風呂の栓を抜いたときにできる渦
アンモナイトや巻貝
カタツムリ
つむじ(頭の)
銀河
銀河団
<網・枝状>
木の枝
血管
上空から見た川
宇宙から見た、日本の新幹線(と在来線)の線路
シナプス様子の拡大写真
観測可能な最も遠い宇宙の画像
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ただ直線的に伸びたり放射状に広がったりするならあまり不思議に感じなかったけれど、こういう規則性が自然に作られているのがすごすぎる。
最近(だと思っているけど、もしかしたら割と前かも)、人の体も含めてすべての素粒子が1秒間に1兆回ほど生まれては消えてを繰り返していることが科学的に発見されたらしいので、
時間の感覚と大きさのスケールが全く異なっているというだけで、
素粒子も実は宇宙の惑星と同じもので、
人間は地球全体の細胞の一部で、
地球は銀河の細胞の一部、
銀河は銀河団や宇宙全体の細胞の一部、
そして宇宙もより大きな生命体の素粒子や細胞の一部なのかもしれない。
僕は直感的に、きっとそうだと思ってる。
その感覚に浸っていると、人が死ぬこと、生まれることも一部の集合体であり、同時に全体の一部である気がしてくる。
その流れで、両親に「死んだら、体や葬式はどうして欲しい?」という質問を今のうちに投げておこうという気になった。
Kentaro
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