↑この記事を書きながら、100均で買えるものだけ集めても、持っていくものが色々あることに気がつきました。
100均以外で買うものと比べると基本的に耐久性には劣ることが多いかと思いますが、何でも高いものばかり揃えていると塵も積もれば何とやら、なのでバランスが大事と思います。
ということで、100均で買えて有用なもの縛りで10選、お送りします!
① ヘアゴム
スペイン巡礼で長期で散髪しなくていいように髪をくくっていたので持ち歩くようになりましたが、小物をまとめたいとき、袋の口を縛りたいとき…。
輪ゴムよりもずっと頑丈で長く使えることもあり、持ってみると髪の毛以外にも用途がたくさんありました。
髪の毛が短い方も、持ち歩いてみてはいかがでしょうか。
100均の中でも太めのものがオススメです。
② Sカン/S字フック
ドミトリーのベッドに荷物を吊るしたり、洗面所やシャワー室で必要なものを吊るしたり、物干しに利用したり…何かと重宝します。
大きさは大きいものを優先で複数(Sカンの大は小を兼ねます)、重量が軽いアルミ製がオススメ。
100均だと重ための材質のものが多い印象ですが、でもたまにアルミ製も見かけますので探してみてください。
③ 洗濯バサミ
軽量化のため着替えを最小限に抑えたバックパッキングだと、頻繁に洗うことになる服や下着。
洗濯のしやすさ、洗濯物の乾きやすさは重要事項のひとつです。
かと言って嵩張る洗濯グッズは持ち歩きたくないですね。
自由度が高い旅というのは、気分が乗るか乗らないかで行動範囲も、出会いの質も、満足度も、全てが左右されやすいものです。
そんな中、生乾きの服を着なきゃいけないというだけでその日のテンションは結構下がる人が多のではないでしょうか…。
そんなとき、上のSカンと「旅に持っていくもの10選」で書いた靴ひもと合わせて3点あれば、洗濯の自由度がグッとあがります。
宿に物干しの設備がない場合でもどこかに紐を括れば簡易物干しができ、雨天等で乾かなかった場合にも、次の日バックパックにひもを括って洗濯バサミで留めておくという選択肢が生まれます。
靴下をぶら下げて歩くのは抵抗ある方もいらっしゃるかもしれませんが、海外バックパッカーとしてはあるあるなので大丈夫。
経験上、100均のプラスチック製洗濯バサミはかなり割れやすく、僕らは木製のものを買いました。木製や金属製が望ましいですが、お近くの100均で見つからない場合は現地調達するのもアリです!(ほとんどの国のスーパーで安く売っていると思います)
④ ベリベリ財布
「いかに危険に遭うリスクを楽に下げるか」の一環で、旅に出る際は意図的に高そうに見えない財布(もしくは袋)を複数持っていきます。
単純に現金を小分けにしたり、カード類は一番安全なところに別で収納したり、各所に分けることでリスク分散になるからです。
いちばん狙われそうなところにフェイクの100均財布を忍ばせておくこともあります(強盗に遭った経験上、多少の現金は入れておいた方が無難です)。
巾着袋などでもいいのですが、メインで使う財布は1日に何度も出し入れするものなので、やっぱり財布としての機能性があった方が個人的に嬉しいです。
使いやすさも大事なので色々見て選ぶのがオススメですが、理想とまでいかなくとも、使えるものが見つかるかと思います。
個人的にオススメな点は以下の通り。
- 小銭入れがある
- 大きなお札でもはみ出ないサイズ
- 簡単には破れなさそうな丈夫さ
- ストラップを取り付ける穴がある
- 地味
この財布はセリアで見つけました。
⑤ リール式のストラップ
よく会社員の方々が社内で首から下げている、伸び縮みさせることができるアレです。
僕はスマホとアクションカメラに付けていました(財布のは伸び縮みしなくても良いと思いもっと簡易なストラップ)。
第一に盗難・紛失防止のため、第二に手が滑った時に落下しないようにするためです。
盗難に関しては相手がその気になれば簡単に切られてしまうので気休めですが、それでもあると無いとでは違うと思いますし、置き忘れ防止には効果テキメン。
僕が買ったものはリール部分がカチャカチャ鳴ってしまうのが途中から気になりだして(特に動画撮影時)、マスキングテープを貼って対処していました。
できるだけ音がしない、シンプルなものがあるとより良いと思います。
⑥ 南京錠
僕は幸いスリの被害に遭ったことはありませんが、バックパッカー仲間から散々「海外のプロのスリ師はマジでやばい(上手い)」と体験談を聞いているので、もちろん気をつけるように意識しています。
海外の旅中、特にスリが多発しそうな場所では、面倒くさくてもカバンに小さな南京錠をかけ、大丈夫そうと判断した場所でも一番守りたい場所には必ずかけます。
ストラップ同様、100均レベルの南京錠では相手がその気になれば突破されてしまいますが、それでもあると無いとでは大違い。
極端に言えば、ぶら下げているだけでも(実際にかかっていなくても)相手のやる気を削ぐ一定の効果はあるかと思います。
一方で、大事なものがある場所を知らせることにもつながる可能性もあるので、貴重品の持ち歩き方には注意したいところです。
また、海外の宿のロッカーは自分で持っている鍵を使って施錠するスタイルの場所も多くあるので、形状の違うものを複数持っていると便利。
鍵を挿すタイプは無くすリスクが高い(僕はほぼ確実に無くします…)ので、暗証番号式がオススメです。
⑦ ビニールケース/ビニールネットケース、クッションケース
完全な防水機能はありませんが、濡れてほしく無いものをビニールケースに入れておけば、多少の水からは守ってくれます。
色々なサイズが売っているので、入れておきたいものの大きさに合わせて購入するのがオススメです。
また、写真のようなクッションケースも別に売っていて、僕は動画保存用のハードディスクをビニールケースと合わせて二重にして保護しています(バックパックの中の衝撃は心配…)。
もちろんより高価な保護ケースがあるとより安全性が増しますが、僕は今のところこの二重対策でOKラインです。
ビニールケースとビニールネットケースの耐久性は比較していませんが、ネットケースの方が耐久性高そうなのでそっちを選択。
ダイソーが色・サイズ共にバリエーション多く、僕らはダイソーで買いました。
⑧ マジックテープ
髪ゴムで対応できない形状のものを留めたい時(よくある)、重宝するのがこのマジックテープとマスキングテープ。
マスキングテープは食べ物の袋を留める時に髪ゴムと共によく使っていましたが、僕らが見つけた100均のものだと粘着力が弱くて使い物にならなかったので、100均じゃないほうがいいと思います。
一方、マジックテープは100均のものでも性能十分で、
写真のように好きな長さに切って使えるタイプのものが売っていて便利。
バックパックに洗濯物等を固定したい時、サンダルをぶら下げたい時、小物をひとまとめにしたいとき、開けた袋を閉じておきたいとき…など、用途はたくさん。
同じ意図で100均カラビナも数種類買ったことがありますが、そのほとんどが数週間で壊れてしまったのでマジックテープに圧倒的軍配。(手軽で便利なんですけどね)
マジックテープはスペイン巡礼込みの3ヶ月間ずっとバックパックにつけてガシガシ色んなものを吊るしていましたが、今もまだついています。
⑨ 金属製のカトラリー
100均にはプラスチック製のものしか無いだろうと踏んでいたら、ダイソーで「キャンプカトラリー」なる一角を発見。
折り畳めて軽く、嵩張らない金属製のものがあったので、買いました。
スペイン旅用だったのでスプーンとフォークが便利かなと思って選びましたが、普通にマイ箸があれば持参するだけでもいいと思います(嵩張らないお箸は本当に優秀)。
僕たちは買いませんでしたが、他にも嵩張らない仕組みのお皿やコップなど、アイデア商品がいろいろあるかもしれません。
⑩ その他:必要度中〜低
・ペットボトルホルダー
海外のボトルでもきっちりはまるので、水筒の水量では足りないときに使い回しのペットボトルに水を入れて持ち歩けて便利です。
ただ途中から、ぶら下がったペットボトルの揺れや衝撃が歩く邪魔に感じるようになって使わなくなりました。
・カラビナ
バックパックにサンダルをぶら下げたり、何かと重宝すると思って複数のタイプを購入しましたが、弱いものは1週間程度でバネが悪くなったり外れたりして壊れてしまいました。
それから、「ぶら下げてたものがいつの間にか外れて無くなっていた」が怖くて使わなくなりました。
カラビナはしっかりしたものを買う方が吉と思います。
・衣類圧縮袋
バックパック内の衣類を小さくしたくて買いました。
実際、最初のパッキングではしっかり小さくなり便利ですが、2週間ほどでジッパー部分が壊れてただのビニール袋になりました。
バックパックには合わないというだけで、スーツケースだともしかすると大丈夫かもしれません(未検証)。
***
以上、
すべて完全なる主観と個人の経験ですので、ぜひ他の旅人方の便利グッズ記事とも併せて見てみてください。
少しでも参考になりましたら幸いです!
後日、スペイン巡礼(Camino de Santiago)に特化した持ち物リストも書こうと思います。
Kentaro
コメント